第2章 外国為替市場の構成メンバーを知っておこう 1-2
1998年の外為法改正で、誰もが外国為替市場に参入することができるようになりました。しかし、狭い意味での市場の構成メンバーが銀行を中心とする金融機関であるという点では、法改正前と大きな違いはありません。
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1998年の外為法改正で、誰もが外国為替市場に参入することができるようになりました。しかし、狭い意味での市場の構成メンバーが銀行を中心とする金融機関であるという点では、法改正前と大きな違いはありません。
3 銀行間市場とは何だろう
~銀行間市場では、銀行同士の直取引とブローカーを経由した取引が行われている
4 ブローカーとは何だろう
~為銀主義の撤廃により、取引の仲介役からポジションをとれる立場になったが……
ブローカーとは、ブローキングする者、つまり、金融機関同士の取引の仲介をする会社、もしくはその会社の従業員のことです。
1996年ごろから日本では急速に電子ブローキングが増え、人を介したブローキングは少なくなりました。この電子ブローキングの会社も含めて、ブローカーは数社あります。
5 外国為替市場をもっと詳しく見てみよう
~外国為替市場では、24時間ほとんど常に、どこかの国で取引が行われている
東京には東京外国為替市場がありますが、世界各地にも外国為替市場はあります。
かつては、一般にロンドン、ニューヨーク、東京を3大外国為替市場と呼んでいましたが、東京市場が取引高で第3位の座から滑り落ちるなど、東京の地位が低下し、「三大」とは表現しなくなりました。
他にも、市場が開く順番で説明すると、ニュージーランドのウエリントン市場、シドニー、東京、それから香港が開いてシンガポールが開きます。そのうちにバーレーン、ヨーロッパ大陸のフランクフルト、パリといった市場が開いて、ロンドン、ニューヨーク市場が開きます。ロサンゼルス、サンフランシスコでも取引があり、ここにも市場があります。
6 外国為替市場とその他の金融・証券市場との関係
~外国為替市場は、株式市況や債券市場などと相互に影響しあっている
当然ながら、外国為替市場はお金の売買をする市場ですから、金利のマーケット、あるいは債券のマーケットと関連しています。
銀行でも外国為替部と資金部とが2つに分かれているのではなく、資金為替部、あるいは為替資金部という名称で一体となっているところもあります。
7 通貨当局とは何だろう
~各国の通貨当局(政府や中央銀行)は、マクロ経済安定化のために市場介入を行う
当局というのは、政府および中央銀行のことを指し、日本では財務省と金融庁と日本銀行がこれに相当します。
外国為替市場の参加者に日本銀行がいることは前述しました。ただし、日本の場合、外国為替に関してはほとんどの権限が財務省に属しており、日本銀行は財務省の意向を受けてマーケットに参加しているだけなので、厳密な意味での当局は財務省ということになります。
金融庁は金融機関の検査を行います。1998年にはじまった外国為替証拠金取引の業者は、現在、金融庁に登録が必要となっています。
為替相場にはどんな種類があるのでしょうか。
第3章では、外国為替相場の種類やその仕組みを説明します。
1 銀行間相場と対顧客相場との関係
~銀行は、対顧客市場で発生したリスクを銀行間市場で回避する
2 公表相場の仕組みを知っておこう
~対顧客取引における外国為替相場を公表相場といい、原則的に1日中変わることがない
顧客との取引のために、取り扱う為替の種類により、為替変動リスクや金利、手数料を加えた「公表相場」(公示相場)が設けられています。
銀行間の市場では、為替相場は刻一刻変化しており、一件一件の小口の取引それぞれに変動を続ける相場を提示することは事務的に難しく、そのため、公表相場制がとられているのです。
3 相場表はどう見るのだろう
~銀行の窓口にある相場表には、TTBやTTSが記載されている