« 第4章 外国為替取引の仕組みと構造を知っておこう-3 | メイン | 第4章 外国為替取引の仕組みと構造を知っておこう-5 »

第4章 外国為替取引の仕組みと構造を知っておこう-4

4 クロス・レートとは何だろう
  ~ユーロと円などの相場をクロス・レートといい、ドルを基準にして計算する

 本来、クロス・レートとは、日本から見たユーロ対ドルの相場、あるいはポンド対ドルの相場のことをいいます。要するに、円が絡んでいない他通貨の対ドル相場のことをクロス・レートと呼ぶのが本来の呼び方なのです。
 しかし、実際に市場では、ポンド円、あるいはスイスフラン円などのことをクロス・レートと呼ぶことが多いようです。

 具体的にクロス・レートの計算をしてみましょう。
 まず、カナダドルと円のレートを出してみます。
 $1=C$1.1335-1.1340
 $1=115.00-115.10円
がスポットだとすると、顧客がカナダドルを売る場合、「ドル買いカナダドル売り」と「ドル売り円買い」を行うわけですから、それぞれ1.1340と、115.00というレートを使うこととなります。C$1.1340を$1に交換し、その1ドルを円に変えます。1ドルが115円ですから、115.00円を1.1340カナダドルで割って、できあがりは、101円41銭となります。
 顧客がカナダドルを買う場合は、それぞれ反対サイドのレートを使って(115.10÷1.1335)計算し、101円55銭となります。 銀行がクォート(見積もり)する際には、101円41銭-101円55銭ということになります。
 銀行がクォート(見積もり)する際には、101円41銭-101円55銭ということになります。
 なお、小数点第3位(厘)は、銀行の買い値は切り捨て、銀行の売り値は切り上げで計算するのが普通です。
 次に、ポンドと円のレートを出してみます。
 £1=$1.9500-1.9510
 $1=115.00-115.10円
がスポットだとすると、顧客がポンドを売る場合、「ポンド売りドル買い」と「ドル売り円買い」を行うわけですから、それぞれ1.9500と、115.00というレートを使うこととなります。£1を$1.9500に交換し、その1.95ドルを円に変えます。1ドルが115円ですから1.95ドルだと、115.00×1.9500です。できあがりは、224円25銭です。
 顧客がポンドを買う場合は、それぞれ反対サイドのレートを使って(115.10×1.9510)計算し、224円56銭となります。
 銀行がクォート(見積もり)する際には、224円25銭-224円56銭ということになります。

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

About

2007年03月15日 11:34に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「第4章 外国為替取引の仕組みと構造を知っておこう-3」です。

次の投稿は「第4章 外国為替取引の仕組みと構造を知っておこう-5」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。