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第4章 外国為替取引の仕組みと構造を知っておこう-7

デリバティブとは何だろう
~デリバティブは怖い存在だが、利用の仕方によっては、大いに役立つ

 デリバディブ(Derivatives)とは派生商品のことです。具体的には、もともとの取引から派生してできた、先渡し、先物、スワップ、オプションなどのことを指します。また、最近になって取引が始まった、外国為替証拠金取引も、デリバディブとして扱われています。

 デリバティブは恐ろしいというイメージを持っている人が多いようです。確かに怖い面はあります。しかし、デリバティブは利用の仕方によっては、大いに役立ちます。
 デリバティブを自動車にたとえてみるとよくわかります。エンジンやギアの構造について何も知らなくても、無事故で運転することはできますし、車をまったく使わないというのは不便でしょう。
 デリバティブを売るなら仕組みについて十分知っていなければなりません(自動車メーカーが車の構造を熟知していないことには話にならないのと同じです)が、利用者としては仕組みの詳細な知識より、運用の技術の習得のほうが大切なのです。上手に運用すれば、これほど便利なものはありません。
 そもそもデリバティブの一種の先渡し取引は、日本でも1730年代に大阪の堂島のコメ取引に起源を見ることができるといわれるほど古いものですし、先物、スワップについても、以前から行われていました。
 オプション取引は片方に無制限の義務が生じる怖い存在であるといわれますが、しかし、売りっぱなしにしておけば怖いのは、単純な売買でも同じなのです。
 もっとも、先渡し、先物、スワップの3タイプの取引にオプションが組み合わされると、デリバティブがより複雑で理解しにくいものになるのは事実です、デリバティブをひとくくりで見るのではなく、それぞれに分けて考えることが大切だと思います。
 ここでオプションを簡単に説明し、次章で外国為替証拠金取引について説明することにします。

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2007年04月19日 11:11に投稿されたエントリーのページです。

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