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第7章 外国為替相場を予測してみよう-8

8 材料はファクター・ローテーション

 これまで、相場変動の読み方について説明してきましたが、どれも一長一短があります。それでは、私たちは何を信じたらよいのでしょうか。
 私はファクター・ローテーションという考え方をします。
 株式相場の言葉にセクター・ローテーションというのがあります。金融セクターの次は○○のセクターが買われる、ケミカルの次は○○セクターが上がるというのがセクター・ローテーションで、市場参加者が買い推奨のセクターを順番に選んでいくというものです。
 材料にも流行りすたりがあるのです。私はそれを、セクター・ローテーションをもじって、ファクター・ローテーションと呼んでいます。
 ある時は経常収支、ある時は金利差、ある時は当局の発言と、歌謡曲のヒット・チャートのように外国為替ディーラーや業界の人たちはそのときどきのベスト1(最も大事な要因)を選択しているようです。おそらく市場参加者はマーケット材料をファクター・ローテーティングして、たとえば、いまは経常収支が注目される時代なのか金利で動く時代なのかといったことを見極めているのだと思います。皆と違うものを選んだ人は負けてしまいます。

 ファクター・ローテーションでも、ひとりよがりになってしまうと、チェリー・ピッキング(いいとこ取り)となり、相場を見間違うもとになってしまいます。
 繰り返しになりますが、大事なポイントは「他人が他人の予測をどう予測すると思うか」です。「こう考えるべきだ」「私はこう思います」というのはさほど大事ではなく、1つの判断にすぎません。
 自分の意見が大事なのではなく、今後の相場動向を隣人がどう思っているか、また、自分がどう思っていると隣人が考えているかを読むことです。

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2007年07月26日 12:42に投稿されたエントリーのページです。

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