9 テクニカル分析とは何か
市場は外部要因ばかりでなく、内部要因でも動きます。これは、相場変動の理論や板説からは予測できないものです。
したがって、相場変動を観察するなど、ファンダメンタルズとは別の方法で市場にアプローチすることも必要となってきます。
特に、外国為替相場がファンダメンタルズから遠い分(他の相場と比べると、変動要因が入り組んでいて複雑なため、結局ファンダメンタル分析の有効性は相対的に低いと思われます)、そういった視点は不可欠です。
以上が、外国為替相場でテクニカル分析が必要となる背景です。
紙幅の関係もあり詳細は述べませんが、テクニカル分析とは、一般に過去の価格から現状を分析し、将来を予測することです。
テクニカル分析は、デンジャー・ポイントが把握でき、心理的にも安定することができる、汎用性、普遍性が高いなどの特徴があります。相場を総合判断するのに欠かせない手法だと思います。
テクニカル分析は、価格の分析とそれ以外の指標の分析に分けられ、価格の分析はさらにトレンド系とオシレーター系に分けられます。
また、相場変動の周期性を解析するタイム・サイクルなどもテクニカル分析の技法の1つです。
テクニカル分析は、ファンダメンタル分析と対立すると思われる人も多いようですが、私はそうは考えません。
『宗論』という狂言があります。2人の僧が宗旨の違いを言い争うものですが、結局、目指すものは同じと理解しあえるというものです。テクニカル分析とファンダメンタル分析もそういう関係かもしれません。