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「まゆか・FXデビュー」、「為替の仕組み・読み方」に続く初心者シリースの第三弾「テクニカル分析入門」堂々スタート!
テクニカル分析、チャート分析の解説に入る前に、林先生がなぜテクニカル分析を勉強するようになったのか、その経緯を述べていただきます、これからテクニカル分析を勉強する人には必読です!!
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「プロローグ テクニカル分析への招待」
7 テクニカル分析の特徴
重要な特徴が二つある
<デンジャー・ポイントが把握できる>
テクニカル分析の最大の特徴は、デンジャー・ポイントが把握できることでしょう。今更、その効用を説こうとは思いませんが、キー・ポイントがわかるということは、それだけの意味に終わらないのです。
どこで利食い・損切りをするかが自分なりに明確であれば、心理的にもストレスから解放されます。先に、身辺のことを概念として整理できれば効率的と述べましたが、これは精神衛生上もいえることでしょう。
同様の話ですが、タイミングの把握という機能もあります。ファンダメンタル分析での相場動向の予測が正しくても、売買のタイミングを間違えば、機械損失が発生します。
たとえば、ファンダメンタル分析に基づいてある銘柄の株を買うことを意思決定したとしましょう。今日買うか、明日か、一週間先か、あるいは一カ月先がよいのか、、、。
ある人に「相場は恋愛に似ている」と教わったことがあります。相手のちょっとした仕草で相手の気持ちが読みとれる。叶う恋か叶わぬ恋か、わかるというのです。
「ただ、条件がある。相手のことが好きであること。好きでなければ、相手が秋波を送ってよこしても気がつかない。つまり、相場が好きであること。もう一つ、相手のことをじっとみつめることも必要だ。それがチャートを見るという作業に当たると思う。微妙な変化・心変わりは、態度に出る、チャートに現れる」と。
なるほど、うまいことを言うと思ったことがあります。チャートは相場のボディ・ランゲージなのかもしれません。冗長な言葉は不要なのです。微妙な動きを察知するのもテクニカル・アナリストの仕事なのです。
テクニカル分析は帰納法的手法であり、偶然性や可能性も考慮した分析手法と考えられると述べました。言い換えれば、部分でなく、トータルで考えようということだと思います。
貿易収支を見る、マネーサプライを見る、失業率を見る、どんな対象を増やしていっても、部分を積んでいくだけなのです。部分から全体はつかみ難いものです。
もう一つ、重要な要素があります。テクニカル分析は方法が簡単であることです。ファンダメンタル分析は難しい。相場の変動要因はすべてが解明されたわけではありません。偉大な学者でもわからないのです。下手な考え休むに似たりなのではないでしょうか。テクニカル分析を若干でも勉強したほうがよほど相場予測の近道となるでしょう。
チーフ・ディーラーが、日ごろ取引していない通貨でトレンドが発生しつつあり、面白そうだと小耳に挟んだとき、どうするでしょう。若手のディーラーにその通貨に関するファンダメンタルズの資料を集めるように指示するのは当然として、その前に「チャートをもってこい」というのが普通です。それで歴史的な流れを見て、ファンダメンタル分析の資料に目を通すかどうかを決定することでしょう。チャートは簡便法として有効なのです。
認知科学や行動経済学(認知科学の知見を取り入れて経済を考えるという新しい概念の経済学)にヒューリスティックスという言葉があります。人は合理的にばかり考えているのではなく、簡便的に考えることも多いものです。そうすることで効率よく時間を使うことができるわけです(もちろん、簡便法であるがゆえに厳密性に欠け、判断を間違うこともあります)。
また、チャートをつけるということは、相場の歴史を紐解くことです。史観をもって相場に接することができるようになるのです。H・カーふうに言えば、テクニカル分析は相場との対話であるといえます。その点で、テクニカル分析はヒストリカル・アナリシスといえるのです。
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「プロローグ テクニカル分析への招待」
vol.1
1 テクニカル分析への入り口-相場の変動要因はいろいろある
2 テクニカル分析と微分の話-テクニカル分析は理由探しをやめること
vol.2
3 テクニカル分析とチャートの関係は?-チャートはテクニカル分析のスタートライン
vol.3
4 説明できないものを大切にしよう-テクニカル分析は非合理な発想も含む
vol.4
5 テクニカル分析vs.ファンダメンタル分析-対峙するのか、同源なのか
vol.5
6 アンチ・チャート論について考えてみよう-テクニカル分析に対する偏見・誤解に答える
vol.6
7 テクニカル分析の特徴-重要な特徴が二つある |
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