今月末に米国FOMCによる政策金利の発表があります。
先月サブプライム問題で米国の景気減速懸念から、
FOMCは政策金利を0.5%引き下げ、4.75%にしました。
その結果、株価やドルは回復しました。
今回のFOMCではマーケットの約70%が、
政策金利0.25%の引き下げを予想しています。
為替市場にはどういう影響があるのでしょうか?・・・・
まず、FOMCが大幅の予想通り政策金利を0.25%引下げた場合は、
予想通りということでマーケットがあまり反応しないということが考えられます。
しかし、現在株価はサブプライム問題依然の水準まで回復しています。
しかも、政策金利の引き下げはインフレを助長し、
余った資金は株や原油、貴金属市場へ流れます。
長期的にみれば、政策金利の引き下げはドル安要因となりますが、
短期的には余った資金は株に流れ、株価を押し上げ、
ドル高となるでしょう。
また、余った資金は原油、貴金属にも流れ、それらが値上がりして、
原油、貴金属を持つ資源国の通貨は高くなるでしょう。
次に、FOMCが政策金利を据え置いた場合はどうなるでしょう。
現在のダウ株価は次回のFOMCの利下げがあることを織り込んでいます。
ですから、利下げしないと上げたはしごをはずされた格好になりますので、
株価、ドルが下がるという見方があります。
しかし、FOMCが金利を据え置いたとすると、
当局は米国経済は金利引き下げしなくても大丈夫というお墨付きを与えたともとれます。
後者の場合、米国経済の復活ととらえた場合はドル高の要因になるでしょう。
以上のように利下げした場合と利下げしない場合、
それぞれ2つの解釈が考えられます。
その他色々なシナリオが考えられると思いますが、
どちらにしても、ドル高の可能性が強いのではないでしょうか。
戦略としてドル高を予想して直接ドル関係に目を向けるのも1つですが、
ドルが強くなった場合完全に取り残される通貨が1つあります。
それは、「円」です。円の一人負けの構図が出来てしまいます。
本当は、クロス円の買いが本命ではないでしょうか。





