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10.1 ドル(USD)の一人負け!?

 FXは、個人で取引ができるようになったのはここ数年です。
 ですから歴史が浅い為、参加されるのが初めてという方が非常に多くなってきています。
 初めてですと、見慣れない専門用語で、「意味がよく分からない」というご経験を
されたことがあるのではないでしょうか。
 また、今まで証券をご利用された方で、同じ意味でも「言葉」が違うことで、
疑問をお持ちになられた方も多いのではないでしょうか。

 その中で「通貨ペア」という言葉があります。
証券の世界でいう所の「銘柄(めいがら)」に相当します。

 感覚的に「トヨタ」や「ソニー」という銘柄が、
「ドル/円(USD/JPY)」や「ユーロ/ドル(EUR/USD)」という「通貨ペア」に
置き代わったと思って頂いて構いません。

 では、どんな時この「通貨ペア」の値段が上がったり、
下がったりするのでしょうか。・・・・

 例えば「ユーロ/ドル(EUR/USD)」の場合、
「ユーロというの通貨の価値」が「ドルという通貨の価値」に対して上がっていれば、
「ユーロ/ドル(EUR/USD)」の値段は上がります。
「ユーロというの通貨の価値」が「ドルという通貨の価値」に対して下がっていれば、
「ユーロ/ドル(EUR/USD)」の値段は下がります。

 では「ユーロという通貨の価値」に対して、「ドルという通貨の価値」が下がった場合、
「ユーロ/ドル(EUR/USD)」の値段はどうなるなでしょうか。

 この場合は、「ユーロ/ドル(EUR/USD)」の値段は上がります。

 例えば、あるテストで点数が70点だったとします。
仮に、このテストの平均点を70点とすると、順位は真ん中です。
 しかし、同じ点数70点でも、平均点が50点に下がると、
順位が上がるのと理屈は一緒です。
 テストの点数=ユーロ、平均点=ドル、順位=通貨ペアの値段と置き換えてみて下さい。

 つまり、FXは、2つの「通貨」で構成されている「通貨ペア」の値段は、
2つの「通貨」の相対的な力関係によって決まってくるのです。
  
 ということは、どの通貨の価値が上がりそうかを調べると同時に、
どの通貨の価値が下がりそうかを調べることも大切になります。
 
 では、「通貨ペア」の値段は何によって変動するかといいますと、
主に景気、貿易黒字(赤字)、財政黒字(赤字)、経済成長率、金利、株価、政局等の
「経済の基礎的条件」です。

 ここでドル(USD)は、どうでしょうか。
 米国の現状は、「サブプライム問題」によって、金融機関の損失が膨らみ、
損失額は約11兆5000億円を超える見通しと米連邦準備理事会(FRB)が発表しています。
 さらに、9月雇用統計もマイナス0.4万人と予想を覆す悪い発表となりました。
 そこで、米連邦準備理事会FRBは、FF金利を0.5%引き下げしましたが、
今後も必要ならさらに金利を引き下げる観測がでています。

 このように、ドル(USD)は、経済の基礎的条件から下がることが予想されています。
 
 ですから「ドル/カナダドル(USD/CAD)」、
「ドル/スイスフラン(USD/CHF)」等の「通貨ペア」の値段は、
ドルが他の通貨に対して弱くなるので下がることが予想されます。
 また、逆にドル(USD)を相手方に持つ「ユーロ/ドル(EUR/USD)」、
「オーストラリアドル/ドルAUD/USD)」等の「通貨ペア」の値段は、
先ほどのテストの例のように、上がることが予想されます。

 FXは、それぞれの通貨の価値を比較することが出来る点で、
証券等の投資より分かり易いのが魅力です。
 18通貨ペアの全体見渡せば、見えないものが見えてくるかもしれません。
 

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2007年10月01日 14:30に投稿されたエントリーのページです。

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