日本の国家予算はだいたい80兆円です。
この金額は大きいのか、それともたいしたことはないのでしょうか?
ここ最近日本でも、ガソリンや灯油の値段が上がったり、
お菓子等の食品の値段が値上がりしています。
その背景にあるのが、米国COBTで上場されている原油、
とうもろこし、大豆の商品相場の上昇です。
なぜ、相場が上がっているかは別として、
どんなに上がる理由があっても、実際買う人がいなければ、相場は上がりません。
逆に実際買う人が多ければ、上がる理由がなくても、相場は上がります。
「人」と書きましたが、最近日本でもある会社にTOBを仕掛けて、
経営の支配権を取ろうとしたり、配当アップを要求する「ファンド」がありましたが、
商品相場の異常ともいえる上昇は、この「ファンド」の影響が大きいのです。
このファンドの話をNHKの番組で1時間にわたり放送していました。
「ファンド」とは、よく耳にする言葉ですが、簡単に言えば、
多くの投資家からたくさんのお金を集めて、運用して、
投資家に利益分配を目的としている団体です。
このファンドの運用資金は、だいたい100億から1兆円位と言われています。
もちろん、もっと小さいのはたくさんあります。
また、ファンドは民間でやっているものと思いきや、
「政府系ファンド」というものもあります。
今原油が上場来最高値付近にありますので、中東の国々が設立したり、
経済発展が著しい中国も設立しています。
この系統のファンドの運用資金は、だいたい2,000兆円位と言われています。
お金はある所にはあるのです。
こんなに余っているお金は、どこかで運用されます。
お金の運用先として、損する方に動きますでしょうか?
当然儲かりそうな方に動きますよね。
運用といっても、株、債券、商品相場、土地、外国為替等と、
たくさんのお金の受け皿として、機能する市場は意外と少ないのです。
債券は、国債に代表されるもので、ローリスク、ローリターンが特徴です。
今、お金の流れは、債券、商品に向かっています。
その証拠に、日本の新発十年物国債利回りは1.420%に低下し、
原油は98ドル台に上昇しています。
儲からないと判断された市場には、お金はシビアですから、
回りません。
世界のお金の流れが、株から債券、商品相場に流れています。
そう考えると、株価が低迷しているのは、単にサブプライム問題だけではなく、
実際買う人が少ないからだと言えます。
また、「スタグフレーション」といって、物価は上がるが、不景気になる状態は、
さらに株の値下がり要因になります。
「負のスパイラル」が回り出しそうです。