「実るほど頭をたれる稲穂かな」ということわざがあるように、
立場的に高いほど謙虚な姿勢を持ちなさいという教えがあります。
儒教ですとなかなかそうはいきません。
今シーズンオフのプロ野球選手が精神を鍛えるためにと、
お寺に座禅を組みにいきますが、仏教の禅宗の影響なんでしょうか。
禅宗といえば、食事、選択、掃除と自分でやります。率先垂範ですね。
日本人のこういう精神は困ったときに強みをなすのでしょうか。
さて、下記はユーロ/ドルの日足です(中段:RSI、下段:ストキャスティクス)。
ユーロは昨日、政策金利を4.00%のまま据え置きました。
トリシェECB総裁は景気下振れリスクが高まってきたことを指摘しました。
据え置きにした理由のひとつは、インフレ圧力が高いためだと思います。
ここ最近、NY原油は下落していて、昨日は88.11ドルで終わっていますが、
一時86ドル台をつけました。今後、原油は米国経済の消費減退と、
中国経済の成長の鈍化によって下落基調をたどるでしょう。
そうすると、ECBが懸念したインフレ圧力は減少することになり、
ECBは利下げしやすい環境を得ることになるでしょう。
ユーロ/ドルは1.4300を割ると本格的な下落相場に転じそうです。
また、ドル/円は昨日の動きも先週からの動きと同様に、
107.90付近が分厚い壁で超えられませんでした。
輸出企業は、そろそろ来年度の計画の総仕上げというところですが、
社内の為替レートをどこに置くかは重要なことになってきます。
どうやら、107円後半では実需の輸出企業の円買いが入っているようです。
輸出企業にしてみれば、
もし円高になって企業業績が為替差損で吹っ飛んでしまうより、
1ドル=100円を切っても、このあたりで為替予約しておくことは賢明な処置です。
明日G7がありますが、ドル/円は当分ボックス圏の動きになりそうです。





