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2008年10月 アーカイブ

2008年10月07日

10.07(火)11:15 始まったばかり

 ユーロ圏の経済成長というのは、両刃の剣です。
ユーロ圏は1つの国でなく、国が集まったものですから、
強さとは、日本や米国と違って、国土(領域)や人口が増えることができる点です。
このことによって、個人消費が伸び、生産が伸び、景気拡大していくわけです。

 その逆に、日本は少子高齢化で、経済の発展が見込めないからこそ、
日本の企業は海外進出を図っているわけです。

 では、ユーロ圏の弱さとは何でしょう。
どこの組織でも言えることですが、
経済成長という恩恵に預かっているときは一致団結しいていますが、
悪くなれば、意見がばらばらになり、まとまらないという点です。

 先日のヨーロッパの中心国である、
ドイツ、フランス、イギリス、イタリアの4カ国が集って、
この金融危機に立ち向かう政策を決定しようと思ってもまとまらなかったことがその証明です。

 ユーロ/円、ユーロ/ドルも大きく下げたなと思い、値ごろで買うのはできないでしょう。

 目標として、ユーロ/円は130.00、
ユーロ/ドルは1.2500までの下落を予想します。

2008年10月08日

10.08(水)13:30 公的資金注入までは

 米国発サブプライム問題を端を発した「金融危機」はいつ終わるのか?

 ロンドン銀行間取引金利で、7日翌日物ドルLIBORは3.93750%と、
高水準になっています。
 また、VIX(ボラティリティー・インデックス)は、58.24と過去最高をつけました。
 CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)市場でも、
企業の保証料率が高水準で推移しています。
 つまり、金融市場は混乱しきっているのです。

 これを解決するには、公的資金の注入しかないでしょう。

 昨日、FRBがCPを買い取る政策を打ち出しましたが効果がありませんでした。
また、米国、ユーロ圏の政策金利を引き下げる「協調利下げ」が、
話題になっていますが、今更0.25~0.5%引き下げたところで、
短期金融市場が落ち着くとは思いません。

 公的資金を注入するためには、その法案を議会に通す必要性がありますが、
ブッシュ大統領の任期切れで法案を提出するとは思いませんし、
先日の金融安定化法案を米国下院が通すことに一苦労したことを考えると、
新しい大統領が決まる来年1月までは、この法案を成立しないでしょう。

 ということは、それまでドル、ユーロ安は継続すると思います。

2008年10月13日

10.13(月)14:50 ドル/円はまだまだ弱い!

 G7が終わりました。

 イギリスは、ユーロ圏15カ国緊急首脳会議を経て、
RBS、バークレイズ、ロイズTSB、HBOSに公的資金の注入を決める見通しです。

 ドイツ、フランスも緊急危機対策で、銀行救済策を打ち出す見通しです。

 問題は米国です。
ブッシュ大統領は、金融機関への公的資金投入の必要性をアピールしましたが、
問題は、税金を使ってウォール街を救うのかということです。
 
 なぜ、先日米国下院で金融安定化法案が1回否決されたのか?
米国は他民族国家です。人種のるつぼです。
ウォール街はユダヤ系です。
日本人には実体験がないので、この種の問題は理解できないのかもしれません。
根深い問題です。

 私見として、米国は公的資金を投入できないと考えています。
ですから、株の下落基調とドル/円の下落基調は継続すると思います。

2008年10月20日

10.20(月)10:50 なぜドルは底堅いのか?

 なぜ、ドルは米国が景気後退局面入りしそうなのにもかかわらず、
底堅く推移しているのか?

 当社は月曜日の午前7:00から土曜日の午前5:30まで、
取引システムが稼動しているので、社員の研修や会議などは、
土曜日を使ってやることが多いのですが、
先週末、外部の先生を招いて社員研修を行いました。

 現在、銀行間取引は混乱を極めており、
リーマン・ブラザーズの件以来、銀行同士も相手を信用出来ずに、
お金を貸さなくなる傾向にあります。

 それが本日の日経新聞7面(国際面)に掲載されていた、
LIBORドル3ヶ月物金利が4%を越える水準で高止まりしているという記事です。

 ドルが年末に掛けて需要が膨らみ、欲しいといっても、
手当てできづらくなっているのです。
そうはいっても金融機関はドルを手当ていないわけにはいきません。

 その手当ての手段の一つが為替市場からのドルの調達です。
しかし、一般の投資家の皆さんは、
FX取引をしていても、本物の通貨を目にすることはないと思います。

 例えば、商品先物取引市場で金(Gold)を買ったとします。
値上りして、その途中で決済して差金をとる方法もあれば、
決済せずに納期まで持てば、本物の金(Gold)を手にすることができます。
為替市場でも同様なことができるのです。

 金融機関が銀行間取引でドルを調達するかわりに、
為替市場でドルを調達していることが、
ドルの底堅い要因の一因といえるでしょう。

 

 

2008年10月22日

10.22(水)11:00 トレンド変化?

 昨日のユーロ/ドル、ユーロ/円、ポンド/円、ポンド/ドルの動きを見てみると、
ユーロやポンドの弱さだけが目立ちますがどうなんでしょうか?

 ポイントはドルの力です。
ドル/スイスフランは、昨年12月以来の高値更新、
ドル/カナダドルは、2005年8月以来の高値更新しています。
このことと、ユーロ/ドルが2007年3月以来の安値更新、
ポンド/ドルが、2003年10月の安値更新していることは、
ドルが他の通貨に対して強含んでいるということです。

 つまり、昨日のキング英中央銀行総裁やECBの専務理事の発言等、
ユーロやポンドも弱含んでおり、輪を掛けてドルも強含んでいるので、
ユーロ/ドル、ポンド/ドルの下げはきつくなりそうです。

 ユーロ/ドルは週足で200週移動平均線の1.3370までは戻りきらないでしょうから、
下落基調継続と予測して、1.2450付近までの下落が考えられます。
ポンド/ドルも、1.5600付近までの下落が考えられます。

 先週から今週にかけて金融危機が少し落ち着いたことが買いを呼んでしまい、
皮肉にも次回下げのきっかけをつくってしまったようです。

 

 

2008年10月29日

10.29(水)14:15 ありがたいのですが・・・

 最近の為替相場は近年にない急激な動きをしており、
「金融危機」と捉える人もいれば、「チャンス」と捉える人もいます。

 当社での新規口座開設の増えており、
あらためて世間の為替市場に対する注目度合いがうかがえます。

 その中には、株やFXをご経験された方もいますが、
初めての方もいらっしゃいます。

 お電話でよく聞くのは、「私は素人で良く分かりません」ということです。

 為替市場の参加者は、銀行、証券会社、機関投資家、一般投資家等さまざまですが、
プロ相手に戦っているという認識を持つべきです。
 この為替の変動のスピードはまさにプロ級です。
素人がプロ野球選手の球は簡単に打てません。

 彼らは儲けるために必死です。
ですから、今の相場は「私は素人で良く分かりません」という人が参加しても結果は見えています。

 いくら素人と言っても、FXはゴルフでないのです。ハンディキャップはありません。
「素人ですから」とアピールしても、負けを勘弁してくれないのです。

 チャンスかも知れませんが、無手勝流では勝てません。

 
 

 

2008年10月31日

10.31(金)16:00 再び円高へ

 本日の日銀政策金利発表はサプライズです。
0.20%引き下げ、0.30%としたことです。

 株式マーケットは、0.25%の引き下げがあると予測して、
この3日間約2000円の上昇をしていました。

 ところが、利下げ幅が予想より小さかったことで、
日経平均株価が約450円下落しました。

 それよりも興味があるのは、
今回0.20%の利下げに対して、
反対:4、賛成:4に割れ、最後は議長決定となったことです。

 日・米・欧と協調して利下げするから、
世界的株安になんとか歯止めがかかる可能性があります。

 しかし、日本が期待された0.25%の利下げできないということは、
本日のNYダウが急落して、再び円高が再発する可能性があります。
 

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