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私が日頃行う相場分析手法

2007年1月18日

マーフィー

 今回号では、さらに具体的な相場分析手法について述べたいと思います。毎月1回のレポート上にて私の相場観をお伝えするよりも、読者の方々に真に役立つ分析手法を習得して頂くことで、如何なるタイミングでもご自分で相場を予測することが出来ることの方が遥かに有益であると考えているからです。

 まず、私が日頃行う相場分析手法は大きく分けて、「スパンモデル」(私のオリジナル分析モデル)、21時間移動平均線、21日移動平均線、21時間ボリンジャーバンド、21日ボリンジャーバンド、時間分析等があります。
 「スパンモデル」は、前にお話した通り、ベースは一目均衡表であり、私なりにアレンジし直したチャートです。まさに、買いか、売りか、一目瞭然に分かる手法であり、私の相場分析の骨子を成すものです。

 21時間移動平均線、21日移動平均線は、一般的に普及している誰もが知っている移動平均線です。移動平均線自体は、ごく単純に見えるため、それほど重視していない個人投資家の方も多いようですが、実は大変に有益な指標です。パラメーターとしての「21」という数値も重要です。また、21週移動平均線、21ヶ月移動平均線も有効かと思います。

 簡単に利用方法をご説明しますと、21日移動平均線を例にした場合、まず、移動平均線の傾きが重要です。平均線の向きが上向きであれば上げトレンド、下向きであれば下げトレンドと判断します。そして、実勢レベルがこの21日線の上に位置する場合は、21日線がサポートラインとなり、同様に、実勢レベルが21日線の下に位置する場合は、21日線がレジスタンスラインとなるわけです。

 尚、一つポイントとして重要な点は、常に終値ベースにて判断することです。各時間足の高値、安値の目処の判断に使う有効性がないわけでありませんが、あくまで終値にて判断するということが肝要です。
 このように一見ごく単純そうに見えますが、実際に利用してみると、非常に便利且つ有効であることがお分かり頂けると思います。特に日計りトレードなどには、21時間線が有効な指標となるわけで、大いに利用する手があると思われます。
 
 次に、ボリンジャーバンドについてですが、同じく皆様がよくご存知であると思います。私は、パラメーターとして、21単位を重宝しております。即ち、60分足ベースであれば、21時間ボリンジャーバンド、日足ベースであれば、21日ボリンジャーバンドとなります。先程の移動平均線について述べたように、日中トレードには、21時間ボリンジャーバンドが、数日から数週間での期間にて行うトレードには21日ボリンジャーバンドが有効です。 

 尚、私のボリンジャーバンド分析では、プラス・マイナス1標準偏差(1シグマ)に加えて、プラス・マイナス2標準偏差(2シグマ)、さらにはプラス・マイナス3標準偏差(3シグマ)を追加します。そして、当然のことですが、センターラインは各時間足ベースでの単純移動平均線となるわけで、ボリンジャーバンドだけを使えば、同一画面上にて、移動平均線も一緒に見ることが出来るわけです。 

 ボリンジャーバンドの利用方法は一般の解説書にもあるかと思いますので、ここでは私が重視しているポイントについてのみ説明致します。
まず、大切なのは、実勢レベルとプラス・マイナス1シグマ水準との位置関係です。例えば、センターラインが上向きに転じて、実勢レベルが上昇を始め、プラス1シグマ水準に絡みながら推移する場合は、巡航速度での堅調相場と判断出来ます。安値がプラス1シグマ水準ラインを割り込むことがあっても、終値ベースではラインをホールドする場合はまさに順調な堅調相場であり、トレンド発生ということで相場の流れに乗ることが大切です。そして、プラス2シグマに絡みながら上昇を辿ると、堅調さの度合いが増し、プラス3シグマに達すると高値警戒も必要となってきます。堅調相場であれば、プラス1シグマ水準辺りまでの押しが適度な動きと判断出来ることから、普段は、実勢レベルと1シグマ水準を追いかけていけば充分かと思われます。尚、下げトレンドの場合は、それぞれマイナス1シグマ、2シグマ、3シグマと読み替えて頂ければお分かりになると思います。この辺りの実際のトレードは、以前のコラムにてご説明した、トレードにて成功する6か条の一つである「利を伸ばし、損を抑えること」につながります。

 尚、バンドの形状も重要です。バンドが縮小化したり、フラット化する場合は、相場の方向性が失われていく状況であることから、ポジションテイクは控えるべき局面となります。かねてから繰り返し述べている「トレンドに乗ること」「トレンドのない相場は休むこと」という投資の鉄則を守ることにつながります。

 ポジションの管理という観点からは、上げ相場の場合は、センターラインである21時間線(一例として)、そして、プラス1シグマ水準との係り度合いがポイントです。一旦、プラス1シグマ水準を越えて上伸を始めた後は、プラス1シグマ水準を終値ベースで下回るか、さらには、21時間線を下回る時点で買いポジションの調整が必要になってきます。というのも、一旦発生したトレンドが崩れてきているわけであり、積極的なポジションテイクは控えるべきだからです。

 以上のオペレーションは、前回号にてご説明した、投資の鉄則の最初の3か条「トレンドに乗ること」「トレンドのない相場は休むこと」「利を伸ばし、損を抑えること」を網羅することになるわけです。尚、繰り返しになりますが、私の分析はあくまで、「スパンモデル」が主軸であり、それ以外の分析は「スパンモデル」を補うものであるとご理解頂けると幸いです。

 以上、上記に簡単にご紹介した分析手法でもって、一例として、現在のドル円相場を分析してみると、18日の日銀政策決定会合を控えている現時点(17日夕刻)にて、ドル円相場は「日足スパンモデル」にてドル買いシグナルが点灯継続中です。発生時点は昨年12月22日でした。そして、サポートゾーンは119.15-117.65円です。さらに、21日ボリンジャーバンドのプラス1シグマ(120.05円近辺)を上回ってはいるものの、プラス2シグマ水準(120.80円)近辺は上値重く推移しています。バンド自体は、拡大傾向にあり、ドル堅調地合いを示しています。ご参考までにより短期スパンでの分析として、60分足ベースでのドル円相場はやはりドル買いシグナル継続中であり、サポートゾーンは120.60-120.50円となっています。21時間線水準(120.65円近辺)に絡む動きであり、方向感は薄れています。尚、時間分析からは、1月後半にかけては、ドル上値を追う時間帯ですが、月足ベースでみて、当面のドル高値をつける公算があります。2月以降のドル下げには注意したいところです。
 さすがに短期の60分足スパンモデル分析はこの紙面にて発表するにはあまりにも短期過ぎるきらいはありますが、実際のトレードではもっとも有効なモデルです。ということで、トレード方針に関しては、各人が目標とする投資期間等によって大いに個人差が出てきます。その点を充分にご理解頂ければ幸いです。

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2007年01月18日 09:35に投稿されたエントリーのページです。

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