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ジム・ロジャーズ氏との再会

2007年2月1日
立正大学経済学部
林 康史


 この1月に、ジム・ロジャーズが来日していたが、2月にも来日予定があるそうだ。1月には、大阪と東京で、私も彼の講演の前座を務めたが、その際にジムへの質疑応答で出た話や、ジムとの立ち話で出た話のうち、印象的だった話を少し紹介したい。

 彼は、2003年に子供が生まれているが、かつて、1993年ごろだろうか、私の共訳者である林則行氏とニューヨークに滞在していたときに、ジムの家を訪問した則行氏に、ジムは「子供は作ってはいかん。無駄だし、投資ができなくなる」と言ったという。私はその話を聞いて、何が間違いかって、これほどの大間違いはないと思ったが、今回、セミナーのなかでも、ジムは改めて自分が間違っていたと吐露していた。子供から、いろいろ学べるのだ、と。

 相場に関してのコメントも書いておこう。

 商品は分析が難しいし、リスクが高いというのは誤解だ。株の分析は(需給以外の要因がさまざまな影響を与えるので)もっと難しいし、レバレッジをなくして投資すればいい(レバレッジが怖いというのであれば、自分で、レバレッジの部分を銀行に預金しておくとかの方法をとって、レバレッジをなくして投資すればよいのである)。

 中国には、人権問題等があり、そんな国に投資してよいのかという質問に対して、ジムの回答は以下のようなものだった。
 繁栄すれば変わる。昔、ほんの100年地少し前の時代、米国だって、無茶な国だった。汚職や政治家の暗殺などもしょっちゅうだった。プラトンが言っていることだが、専制政治から寡頭政治に変わり、民主政治になる。中国も同様だ。いずれ変わるし、よりよい方向に変わりつつある。現在は、過渡期である。
 投資にとって必要なことは、調べつくすこと。これは容易ではない。また、独立した思考も必要。真似ではいけない。作業、そう、宿題を果たすこと。準備が大事。

 自分に強みのあるセクターでやっていくことも肝要。ファッションに強いのであれば、そのセクターから発想するとよい。
 (私<林>は、最近、運について考えることが多いのだが、運は、自分の得意分野から生まれることが多いと考えていて、まさに、投資も同じだと思う。)

 分散など、する必要はない(かつて、「事後的には、分散などせず、ひとつの投資に的を絞っていればよかったと考えられる投資対象があるはずだ」という意味の発言をしていたことを思い出す。ポートフォリオを分散するということは、最初から勝てないことが前提の発想に近い、という感じで話していたこともあった)。勝負することが必要だ。

 さて、今日から2月。ドル円レートが1月に天井か底になる可能性は、過去の経験から言えば、ほぼ半々。1月の高値からドル円は2円ほどドルが下げた。さて、今年はどうなるのだろうか。

 2月3日の土曜日に、くにやす・FX主催の講演会が予定されています。投資する際の運用ルールの話もテーマのひとつですが、当面の外国為替相場の展望についても述べることにしています。できれば、テクニカル面からみた、ドル円以外の通貨についても述べたいと考えています。

 金利差をとるという発想での取引についてもお話したいと思っています。
 ぜひ、多くの方々に来ていただければ、幸甚です。


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2007年02月01日 09:37に投稿されたエントリーのページです。

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