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シグナルが発生

2007年3月15日
マーフィー

 先月は、ドル円相場の時間分析を行い、その結果、1月29日の122.20円が当面のドル円高値になる公算が高いという結論になった旨をお伝え致しました。

 その後の動きはどうであったかと言うと、2月12日に122.05円、2月22日に121.64円と何度も上値を試す動きが見られた後、2月23日よりたったの7営業日で115.16円までドル下落するに至りました。下落幅は121.64円からは6.48円、122.20円からは7.04円の値幅となり、これだけの短期間にて大幅な円急騰を演じたわけであり、市場参加者の大半が驚きの目で大相場を経験することになりました。
 
 細かな分析に関しては、先月号をご覧頂けると幸いですが、これだけの大きな動きとなった背景には、やはり短期の時間サイクルはさることながら、長期の時間サイクルからの重要変化時間帯が1月に到来したということがあります。
 
 すなわち、繰り返しになりますが、月足ベースにて、1990年4月の高値160.35円から1998年8月の高値147.64円をつけるまでの期間が101ヶ月である一方、1998年8月の高値から今年1月の高値122.20円までの期間が102ヶ月であり、ほぼ「対等時間」が到来していたわけです。トップ・トップサイクルが101~102ヶ月という時間タイミングであったわけで、長期の時間サイクルからの重要な節目の位置にあったことがお分かり頂けると思います。
 
 先月号の分析の通り、日足や週足の時間サイクルも重なっていたことで、「変化時間帯」の重要度が余計に増す格好となったわけです。このように、長期の時間サイクルの影響を受ける時の相場の変動は予想以上に大きくなりがちです。事実、たったの7営業日で6.48円も対ドルで円が上昇したわけです。そして、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円、NZドル円等々のクロス円相場も全て円急騰劇となったのです。
 
 市場では、この辺りの動きの背景を円キャリートレードの巻き戻しであるとか、リスクマネーの資金回帰などと説明されていますが、それらは後講釈的な「状況説明」であって、相場変動の原因としては本質を突いたものとは言えないと考えられます。確かにポジションの調整と言う意味では相場変動の原因ではありますが、やはり「後講釈」の域を抜けません。
 
 私達が大切な自己資金でもってポジションを張って戦場とも言える市場に参加するにあっては「状況説明」はあるに越したことはありませんが、もっと重要なものがあります。それは、現在の相場が買いなのか、売りなのか、明確に示してくれるものです。それが、まさに「トレード・モデル」というものです。加えて、上記のような時間分析が出来るに越したことはありません。もっとも、この時間分析は、相当の鍛錬が必要となってくるため、初心者にはあまり奨められません。やはり長年に亘る相場経験と研究が必要となるでしょう。
 
 それでは、今後の相場展開を考察してみたいと思います。
 まずドル円相場ですが、今までご紹介したドル円時間分析から1月29日につけた122.20円は当面のドル高値となる公算が高くなったと判断されます。そして、現在の動きはその後のドル安円高の流れの中にいると分析出来ます。私の日足分析モデルでは、ドル円相場は、2月27日にドル売りシグナルが発生しています。その後3月5日に安値115.16円まで下げた後、12日に118.50円まで戻る格好で調整局面を迎えた後、現在は基調のドル安円高トレンドに復帰していると分析出来そうです。
 
 3月14日時点のドルのレジスタンスゾーンは117.70-118.70円近辺に位置しています。週初12日にドル戻りの急所であるレジスタンスゾーン上限近辺まで上伸して以降は反落しており、現原稿を書いている3月14日東京時間午後現在の実勢レベルが116円台前半近辺にて推移しています。
 
 次に、ユーロ円相場は3月2日に売りシグナルが発生しています。そもそも、ユーロ円の買いシグナルは昨年の5月30日に発生していますから、約9ヶ月間もの間、同一のシグナルが継続したことになります。日足分析モデルとは言え、かなり長期の間シグナルが変化ない上に、ユーロの押しの目処を具体的なレベルまで提供してくれる心強い武器です。
 
 他通貨に関しては、ポンド円相場が昨年4月7日にポンド買いシグナルが発生して以来始めてポンド売りシグナルが3月2日に点灯し、同じく、NZドル円相場は昨年7月4日にNZドル買いシグナルが発生して以来始めてNZドル売りシグナルが3月2日に点灯しています。

 

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2007年03月15日 09:25に投稿されたエントリーのページです。

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