2007年4月5日
林 康史
友人の父君が亡くなられた。城山三郎氏である。お会いしたことはなかったが、その友人から時折話を聞いていたし、テレビなどでもしばしばお見かけしていた。私の父と同年配で、一橋大学におられた花輪俊哉先生の先輩で、先生もときどき話題にされていた。私にとっては、よく存じ上げていた方が亡くなったという感じがする。
かつて、『男子の本懐』で金解禁の失敗を断じないで、その政策を行った人物を美化して書くのはいかがなものかといった感想を持ったことがある。隣の研究室の先生とその話をしていたら、「その気持ちはわからなくないなぁ。研究者であれば、結果論としての失敗を論(あげつら)う気にはならなかったのではないか」という感想を話していた。あるいは、そうかもしれない。そういえば、昔、石濱恒夫先生に、「なぜ、いいところを評価してあげようとしないのですか」と言われたことがある。川端康成についての話をしていたときのことだ(先生と川端康成の話をしたなんて、いま思えば、ただただ赤面するしかない)。
学生たちにも、城山さんの本を薦めることも多かった。これからもそうだろう。
いま、あれもこれも読み返さねばならないという気がして、ベッドの横には、城山さんの本が山積みとなっている。
本欄の読者にお薦めするとすれば、『百戦百勝』だろうか。山種証券をつくった山崎種二がモデルの小説である。
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さて、ドル円相場であるが、先週までで、週足(117円ハイ)とその52週移動平均(116円ハイ)の乖離は1%弱となっている。「今後の下押しは、移動平均までとすると、116円程度ということかもしれない」と考えていたが、これを3月の月初に達成したのかもしれない。
10ヶ月(10ヶ月±2ヶ月。2ヶ月程度のオーブ<ずれ>がある)のサイクルは、2007年1月~2006年5月のどこかで、ドル円は底を形成すると考えられる。あるいは、12月の週平均で115円ローがそれだったのかもしれないが、価格水準は少し高いものの、3月の月初が10ヶ月サイクルのドルの底とみなしたほうがサイクルからは正しいのかもしれない(1週間だけ週足が52週移動平均を下回って、その後に反騰している)。あるいは、4~5月がドルの底になる可能性も否定できないが、いずれにせよ、ドルの底入れの時期は終わったか、もうすぐ終わると考えている。
季節性から言えば、1月(あるいは、4月)に、ドルは天底を形成する可能性が高い。
それとあわせて考えると、4月にドルが下に突っ込んだときは、拾っておきたい。
いずれにせよ、今年は、「ドル下落局面は、押しめ買い」で臨むのがよいだろうという考えに変更はない。円キャリーのポジションの継続である。






