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下げ局面

2007年4月19日
マーフィー

 ここ最近のドル円相場とドル対他通貨相場の動きの違いには目を見張るものがあります。先週末開催された先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)では、進行するユーロ高や円安について踏み込んだ議論は行われず、共同声明における為替部分も前回会合を踏襲するものとなりました。特に、円安に関して突っ込んだ議論にならなかったという思惑を背景に、対他通貨での円売りがさらにさらに進み、ユーロ円は最高値を更新、162.40円まで上伸しました。

 繰り返しになりますが、ドル円相場に関して、ドル高値をつけた後の下げ局面に入っているとの分析に変更はありません。
 時間分析からは、高値122.20円をつけた今年の1月というタイミングが、月足ベースにて1990年4月の高値160.35円から1998年8月の高値147.64円をつけるまでの期間が101ヶ月である一方、1998年8月の高値から今年1月の高値122.20円までの期間が102ヶ月であり、ほぼ「対等時間」が到来していたわけです。トップ・トップサイクルが101~102ヶ月という時間タイミングであったわけで、長期の時間サイクルからの重要な節目の位置にあったことから、ドルの戻り高値になった可能性は極めて高いと読んでいます。
 さて、ドル円相場のその後の動きですが、先月のコラムにても解説した通り、私の日足分析モデルでは、2月27日にドル売りシグナルが発生して以降、その後3月5日に安値115.16円まで下げた後、ドル戻り局面にあります。先月のコラム投稿時点では、ドル円は一旦上値を確認した後にドル下げトレンドに入ったと判断していたわけですが、結局その後も続落するには至らず、逆に戻り局面の継続となった格好です。

 ここで、ドル円相場の価格分析を行ってみると、高値122.20円から安値115.16円までの下げ幅が7.04円。安値115.16円から今週の現時点(4月18日時点)での高値119.87円までの上げ幅が4.71円。4.71を7.04で除した数が66.9%となります。まさしく、3分の2戻しのレベルであるわけです。

 続いてドル円相場の時間分析です。ここでは週足の時間サイクルを分析したいと思います。2005年の高値である121.40円をつけた12月の週から2006年の安値である108.97円をつけた5月の週までが24週。2006年の高値である119.88円をつけた10月の週までが22週です。24週と22週ということで、ほぼ対等時間にあります。次に、この高値119.88円をつけた10月の週から押し目114.43円をつけた12月の週までが9週。そして、この押し目の週から今年の高値122.20円をつけた2月の週までが同じく9週と対等時間になります。さらに、この高値122.20円をつけた2月の週から安値115.16円をつけた3月の週までが6週。そして、この3月の週から、今週まで7週目に入っています。対等時間としての6週を越えてはいるものの「誤差」の範囲ではあります。

 要するに、過去1年半弱の期間を通して、対等時間毎にサイクルトップをつけていることが分かります。以上の価格及び、時間分析から4月第3週の高値119.87円が戻り高値となった可能性が高いと分析しています。

 次に、ユーロドル相場ですが、私の日足分析モデルでは、今年の2月26日にユーロ買いシグナルが発生して以降、トレンドに変化はありません。加えて、ユーロ円相場も3月27日にユーロ買いシグナルが発生して以降、同じくトレンドに変化はありません。ただ、ユーロ円相場の場合、サポートゾーンと実勢レベルの乖離が広がっており、調整局面入りする公算も次第に高まっています。

 他通貨に関しては、ポンド円相場は、それまで点灯していたポンド売りシグナルが4月9日に消滅、ポンド買いシグナルに転換しています。同じく、豪ドル円相場は3月20日にそれまでの、豪ドル売りシグナルが消滅、豪ドル買いシグナルに転換しています。また、NZドル円相場も、ほぼ時を同じくして、3月21日にNZドル売りシグナルが消滅、NZドル買いシグナルに転換しています。

 しかしながら、ユーロ円相場同様に、サポートゾーンと実勢レベルの乖離が広がっており、調整局面入りする公算は高いと読めそうです。その為、実際のトレードに関しては、日足分析よりタイムスパンの短い60分足分析に基づいて、売りシグナルが発生する時点で、ロングは一旦撤退したいと思います。このように、私の分析モデルは、より長いスパンのモデルにて相場の基調を判断してポジションを取りつつ、短いスパンのモデルにて利食いを入れていくとトレード戦術が有効となってくるのです。

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2007年04月19日 11:29に投稿されたエントリーのページです。

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