5月17日
マーフィー
ここ最近の相場は、総じて従来からのトレンドが継続する格好となっています。金利差からの円売り他通貨買いというオペレーションが依然として主流です。
ドル円相場に関しては、依然としてドル堅調地合いを保ちつつも120円台では上値の重い展開が続いています。
一方、ユーロドル相場は、4月27日に高値1.3682をつけた後、じりじりとユーロが下げ、5月11日には安値1.3462をつけましたが、ユーロ金利の引き上げ観測を背景にじりじりと値を戻し、16日東京時間夕刻現在、1.3600近辺で推移しています。
又、ユーロ円相場は、依然として底堅く推移、15日の海外市場にて、それまでの高値である3日の163.60円を抜けています。結局、従来からのトレンドが継続する格好となっているわけです。
今回のレポートでは、特にドル円相場の価格及び時間分析をお届けしたいと思います。相場の分析では、価格分析(いわゆる縦軸)と同時に、時間分析(いわゆる横軸)が重要な柱です。どれだけの時間を要して、どれだけの値幅を取りにいったかの分析が意味をもつわけです。それでは、以下に、ご説明したいと思います。尚、価格、時間分析は、通貨ペアに関わらず適用されるものであり、今回は一つの参考としてお役に立てればと考えています。
ドル円相場の値幅分析を行うと、1月29日に高値122.20円をつけた後、3月5日に115.16円まで下げ幅が7.04円であり、この安値115.16円から5月15日の高値120.59円までの上げ幅が5.43円となっています。
その前のドル上げ局面である、昨年12月5日の安値114.43円から、先ほどの高値122.20円までの上げ幅が7.77円であること、その前の下げ局面である、2006年10月13日の高値119.88円から先ほどの安値114.43円までの下げ幅が5.45円であることから、中心点を高値122.20にとると、左右対称となっています。この辺りは、ご自分でチャートをご覧頂ながらお読み頂けるとより分かり易いと思います。
この左右対称というパターンは、相場に比較的現れる現象ですが、相場力学の観点から言って、ここ最近のステージにて120円台ミドルがドル円相場の戻り高値になる公算は高いと読んでいます。
さらに直近のドル上げトレンド(3月5日の安値115.16円から現在に至るドル円上昇相場)の動きについてもう少し詳しく時間及び価格分析を行ってみたいと思います。
3月5日の安値115.16円から先週の5月15日の高値120.59円までの上昇相場は3段上げで構成されています。
第1段の上げ局面は、3月5日の115.16円から3月26日の118.43円まで16日間で3.27円上昇。第2段の上げ局面は、3月28日の116.38円から4月16日の119.87円まで14日間で3.49円の上昇。第3段の上げ局面は、4月19日の117.61円から5月15日の120.59円まで19日間で2.98円の上昇。
3段の上げは、要した日数で、16日、14日、19日となっています。そして、上げ幅は、それぞれ、3.27円、3.49円、2.98円となっています。
直近の上げ幅は2.98円とそれまでの3.27円や3.49円と比較して、やや小幅であるのが分かりますが、要した時間は19日であり、それまでの16日、14日より日数を要しているにも拘らず、値幅が伸びていないのが分かります。
以上から、高値120.59円という価格及び時間には意味があると分析出来ます。120円後半から121円ちょうど近辺まで上伸すれば、値幅からはより達成感があったと判断出来ますが、いずれにしても、ほぼ目標値に達しているのが分かります。特に3段上げをこなしてきた相場ということで、相場そのものの特性からも節目に面していると考えることが出来そうです。
ところで、私のトレード・モデルである「日足分析モデル」によると、ドル円相場は現在(5月16日東京時間夕刻現在)ドル買いシグナル点灯中であり、サポートゾーンは、119.55-118.10円に位置しています。
また、ユーロドル相場は、ユーロ買いシグナル点灯中であり、サポートゾーンは、1.3545-1.3380近辺に位置しています。しかし、実勢レベルがサポートゾーンの内部にて推移する格好となっており、ユーロドルの上値の重さが示されています。
さらに、ユーロ円相場は、引き続きユーロ買いシグナル点灯中であり、サポートゾーンは、162.00-157.45円となっています。
他通貨に関しては、ポンド円相場が4月9日にポンド買いシグナルに転換、豪ドル円相場は3月20日に豪ドル買いシグナルに転換、NZドル円相場は3月21日にNZドル買いシグナルに転換、それぞれ現在に至るまでシグナル継続中です。
尚、繰り返しになりますが、私のトレード・モデルである「日足分析モデル」(私自身は「日足スパンモデル」と名付けております)は、数週間から数ヶ月程度の期間のトレンドを追うものであり、一般的にいうところの中期トレンドを分析するものとお考え頂けると幸いです。






