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恣意的な判断は極力排除

2007年7月19日
マーフィー

 先月のレポートを発信させて頂いた6月21日(木曜日)の時点では、ドル円相場は、それまでの高値であり、最重要レジスタンスであった122.20円を抜け、続伸中でした。
そして、翌22日に124.14円という高値をつけた後、相場は転換、右往左往しながらもドル円上値の重い展開が続いています。

 ドルそのものは全般に弱含みの展開となっており、結局クロス円相場は、10数年ぶりの高値を更新という最中にあります。円はヘッジ通貨として売り圧力にさらされながらも、対ドルでようやく円高に振れてきた段階です。前回のレポートでも書いた通り、1月29日の高値である122.20円が同時に今年の高値になると読んでいたわけですが、一旦その高値を越えて続伸したものの、中期的にはやはりドル円が当面の高値をつけたとの判断をしています。

 そこで、今回は、ドル円相場の価格分析をベースにした私の相場観をご説明させて頂きたいと思います。結論から申し上げますと、市場にて依然として根強いドル高円安継続観測にも拘らず、先月6月のドル円高値124.14円が当面の高値になる可能性が高いという判断根拠を述べたいと思います。

 1995年以降、月足ベースでみて、上昇波動は3波あります。
 1波は 95年4月79.75円から98年8月147.64円まで 上昇幅67.89円
 2波は 99年11月の101.25円から02年1月の135.20円まで 上昇幅33.95円
 3波は 05年1月の101.67円から07年6月の124.14円まで 上昇幅22.47円
それぞれの上昇幅に関して価格上昇率を計算すると、
 2波÷1波=50.0%
 3波÷2波=66.2%
 3波÷1波=33.1%
となり、まさしく、半値、3分の2という数値が現れます。

 以上から、先月124.14円の124.14円は非常に意味のある数値であることが判断されます。そして、高値となる可能性が高いという、私がいつも申し上げている「根拠ある判断」が可能かと思います。逆に言うと、124.14円を越えると、さらなる上伸が予想されるという判断も出来るわけです。
 
 上記は、中長期の価格分析の結果ではありますが、いつもお伝えしている、私のトレード・モデルである「スパンモデル」によると、日足ベースでは、4月26日以降ドル買いシグナルが点灯継続した状態です。そして、サポートゾーンが7月18日現在、122.50-121.80円近辺に位置しており、実勢レベルがそのゾーン内を中心に推移していることから、いよいよドルそのものの上昇力が鈍ってきているのが分かります。

 続いてユーロドル相場ですが、「スパンモデル」では、ユーロ買いシグナルが7月2日に点灯して以来、現在継続中です。サポートゾーンは、7月18日現在、1.3615-1.3540近辺に位置しています。
さらに、ユーロ円相場については、3月27日にユーロ買いシグナルが点灯して以降、現在継続中であり、サポートゾーンは、7月18日現在、166.45-165.00円近辺に位置しています。

 加えて、「日足スパンモデル」によると、ポンド円相場は、4月9日にポンド買いシグナルが点灯して以降、現在も継続中、スイス円相場は、3月23日にスイス買いシグナルが点灯して以降、現在も継続中です。同じように、豪ドル円相場は、3月20日、NZドル円相場は、3月21日、カナダ円相場は、4月4日にそれぞれ買いシグナルが点灯して以降、現在も継続中です。

 以上から、基調として米ドルが弱含みに推移する中で、相対的に弱い円の存在が続く限りにおいて、クロス円相場はどうしても堅調地合いに推移する公算が高まるという相場観が生まれます。いずれにしましても、私はあくまで自分のトレード・モデルのシグナルに従い、恣意的な判断は極力排除するのが結果的には収益極大化には最短の道であると考えています。

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2007年07月19日 09:19に投稿されたエントリーのページです。

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