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勝てるトレーダーの思考法(3) ―プラス思考がよりよい結果をもたらすー

8月23日
板垣哲史

 相場に携わるうえでもうひとつ心掛けなければならないのは、実際にトレーディングに入るうえで、どうも今日もまた損失を出しそうだとか、あるいは損してもかまわないといった心構えで臨むよりも、今日も必ず良い結果をもたらす、といった気構えで入るのとでは結果が往々にして異なることを知ることである。

 一般的にいえば、「金持ちになりたい」と思っている人の方がその目標や欲望に向かってそれなりの行動をとるため、「そこそこの生活ができればよい」と思っている人より金持ちになる確率が高いことはいうまでもない。どうでもいいと思ってやったことが、結果的に予想外にうまくいって、それが実現してしまうと意外感から「儲かった」といった意識が出てくるのに対し、強い決心もって行動したにもかかわらず目的を達成できないと失望感が強まるだけなので、人間の心理としてはなかなかそうしたことが意識されにくい。しかし、予想外にうまくいったことが現実に起こったとしても所詮は偶然の産物に過ぎず、実現する確率は極めて低いはずである。本来的にそれを望んで行動した方がその通りの結果を得られやすいことが自明の理であることは論を待たないであろう。
 トレーダーとしての考え方の基本でいえば、トレーディングを行うことで自身が豊かになっていくといったイメージを抱きながら向上心を持っていなければならない。W.S.クラーク博士の「少年よ、大志を抱け!」という有名な言葉を想起するまでもなく、「目標は大きいほど良い」とよくいわれる所以である。とはいえ、実際には、そうしたことは簡単なようで難しいものだ。なぜなら、「私は大金持ちになるんだ」といった言い方をすると、自分自身の潜在意識のなかではどうしても「なれるわけない」といったものがくすぶってしまい顕在意識と潜在意識の不一致が生まれるため心の底に落としきれないからだ。
 ある講演会で会場に向かって「お金持ちになりたいと思っている人がいるか」と聞いたらほとんどの人が手を挙げたものだが、では「日本でも有数の巨万の富を得るような大金持ちになりたいか」と聞くとほんの数名程度しか挙手しなかったものだ。あまりに現実とかけ離れたような、いわば“理想”からさらにそれを越えて“夢”のような非現実的なことを目標に掲げてしまうと、どうしても自身の心のなかに内在しているマイナス志向によって押し潰されてしまうのである。
 そこで「自分は金持ちになるために生まれたのだ」「自分は成功するために生まれたのだ」と自分に言い聞かせると、潜在意識のなかの否定的な感情とミスマッチが生じないですむことになるのである。それこそ“大法螺吹き”になるつもりでつねにそうしたことを言い聞かせるようにすることでイメージ・トレーニングをするわけである。そうすることでつねにプラス思考を抱けるようにすることこそが、相場に携わるうえでの基本的な考え方とでもいうべきものだ。つねに毎日そうしたことを50回でも100回でも“おまじない”のように唱えていることこそが成功に通じる“哲学”なのである。

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2007年08月23日 14:51に投稿されたエントリーのページです。

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