2007年9月6日
立正大学経済学部 教授 林 康史
予測とは、仮説を立てて、取捨選択するということである。
その手順は、「情報収集→分析(認識)→仮説・推理→評価(結論)」であり、その結論が予測ということになる。
唐津一著『かけひきの科学』に、簡単な仮説の例として、天気予報の話が載っている。原則を抜書きすると以下のようになる。
「明日の天気は今日と同じ」
「明日の天気は昨日・今日のトレンドを継続」
「サイクルが維持される」
「相関の利用」
「明日の天気は今日と同じ」
東京では「明日」の6割近くが「今日」と同じ天気だという。
「明日の天気は昨日・今日のトレンドを継続」
東京では、明日の天気が昨日・今日のトレンドを継続する可能性は、7割ほどという。
株式市場でも「二日上がったら買い」という。
「サイクルがある」
たとえば、冬場の天気について、三寒四温という言葉がある。三日寒い日が続いた後に四日温暖な日が続くということだ。
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ドル・円相場は米サブプライム問題による信用収縮懸念から8月17日には1ドル=111円60銭に急落した後、23日には117円超まで戻したものの上値を抑えられた。9月7日には8月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数が前月比4,000人減少と03年8月以来のマイナスの伸びとなり、しかもそれに先立つ6、7月の増加幅も大幅に下方修正されたことから再び急落し、週明け10日には112円60銭まで下げた。その後、とりあえず市場は利下げ観測から米株価が反発していることもあって落ち着きを取り戻し、いくぶん戻り気味で推移している。
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9月28日
板垣哲史
さて、これまではトレーディングをしていくにあたり、その心構えを中心に述べてきたが、次に実際にトレーディングをしている際に陥りやすい、精神的呪縛について語ろう。 この呪縛は相場で成功するのだといった気構えが強ければ強いほど、現実に起こっていることが見えなくなる現象である。
それを心理学では「認知的不協和」という専門用語で分析されている心理変化現象である。この理論は、人間には自分が犯した行為が現実の世界に適合しなくなった際に、その行為を自身に都合良く解釈することで、現実の世界で実際に起こったことを正確に認識できなくなってしまう状態に陥ることを指したものである。
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