2007年10月4日
立正大学経済学部 教授 林 康史
ドル円相場は、少し落ち着きを取り戻している。サブプライム問題は、まだまだ片がつかないという見方もあるが、私は、何とか乗り切れるのだろうと考えている。私見では、結論、1980年代のS&L問題のときと同様で、過ぎ去ってしまえば、どうと言うことのなかった話だという位置づけになるのだと思う。
史上最大の「持ち家」ブームの米国では、信用力の低い個人も、サブプライムローンで自宅を持とうとし、昨年末で1兆3000億ドルの残高となった。これは、住宅ローン全体の14%を占める。もともとサブプライムローンの延滞率は10%程度であったが、これが上昇したことから問題視されるようになった。
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ドル・円相場は5日に発表された9月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数が前月比11万人増加となり、7、8月も上向き改訂されたことから底堅く推移している。当面はFRBが利下げに動くとの期待が後退しつつあることから引き続き強含み傾向を継続しても、せいぜい1ドル=120円程度までで、おそらく、そこまで到達することもないのではないか。・・・
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10月25日
板垣哲史
実際にトレードをするにあたり、最も基本として重視するのはチャートである。チャートは過去の値動きの推移を見るだけでなく、トレードをするための判断材料の多くを提供してくれる。相場分析の手法としてはファンダメンタルズ分析とテクニカル分析に大別されるが、決してファンダメンタルズ分析が重要ではないとはいえないものの、プロのトレーダーのように日々トレーディングに携わっている人ほどチャートを活用したテクニカル分析を重用する。
なぜなら、チャートにはマーケットの「心理」そのものが表れているからであり、その心理を如何に推論するかが勝利へのカギを握るからだ。チャートを見るということは、いわばマーケットの心理状態を把握することにほかならない。かつての時代からチャート(罫線)を見ている人もいたとはいえ、多くの相場師と呼ばれる人たちは自分の記憶力に基づいて、あの時はどう動いたから今回もおそらく同じパターンが当てはまるだろうといった姿勢で臨むことが多かった。なぜなら当時はさほど正確な公表データが存在せず、いわば自らの経験則に基づいて自分のポジションを建てていたからだ。近年になり、チャートを用いたテクニカル分析が発達してくるにつれて、チャートを活用したトレーディング手法が主流となっている。パソコンが一般的に普及したことで、単にロウソク足で値動きだけを追ったチャートだけでなく、指数の計算がトレンド系だけでなくその算出方法がより複雑なオシレーター系まで難なくできるようになったことで、よけいにそうした風潮が一般的になっているのが現状だ。
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